日本のデジタル家電市場概況 -- 2025年9月
- BCN

- 9月12日
- 読了時間: 3分

日本のデジタル家電市場の最新動向を網羅したレポート「日本のデジタル家電市場概況」の販売を開始しました。本レポートは、BCNが全国の大手家電販売店やAmazonなどのECサイトから日次で収集・集計するPOSデータ「BCNランキング」に基づき作成したものです。
薄型テレビ(液晶テレビ、有機ELテレビ)、レコーダー、デジタルカメラ(一体型、交換型)、パソコン(ノート、デスクトップ)、タブレット端末、スマートフォンの各市場概況について、直近1年間の動きがビジュアルで把握できます。では、直近の各市場の動きを抜粋して簡潔に紹介します。
※2025年8月までのデータを集計した概況となります。
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薄型テレビ市場は5月以来3か月ぶりに台数・金額とも前年を上回った。特に市場をけん引しているのは、4K以上の液晶テレビだ。メーカーシェアでは、TVS REGZAの首位に変わりはないが、前月よりもシェアを積み上げている。また、大画面化も徐々に進んでおり、50型以上の構成比が前年よりも増えた。
レコーダー市場は縮小が続いていたが、前年比が若干改善、下げ止まりの様相を見せ始めた。しかし、平均単価は高止まりしている。メーカーシェアでは、パナソニックとシャープが動いており、ソニーとTVS REGZAは2ケタにも届いていない。
デジタルカメラ市場では大きな動きがみられた。一体型で前年比が2倍近くまで跳ね上がった。キヤノンの「PowerShot G7 X Mark III」が8/1から受注を再開したことが大きい。しかし一週間で受注停止となってしまった。交換型ではミラーレスがほぼ前年並みの水準に戻った。一体型の新製品が各社から発売になることから、再び市場が活気づく可能性もある。
パソコン市場は、7月に続き8月も前年を大きく上回る水準を維持。Windows 10のサポート終了による買い替え需要が本格化したといえそうだ。しかし、平均単価は相変わらず高止まりしており、ノートPC、デスクトップPCとも前年よりも高値となっている。
タブレット端末は、市場の半数近くを占めるアップルの動向に左右されるが、8月も前年を上回る水準を維持。メーカー別ではXiaomiやNECがシェアを伸ばしており、Android勢も市場を盛り上げている。
スマートフォン市場は、24年3月以降前年を上回っており、市場は活気づいている。8月にはGoogleから「Pixel 10」シリーズの発売も底上げにつながっているといえそうだ。Android勢で気をはいているのがSAMSUNGで「Galaxy A25 5G」シリーズが発売以来シェアに大きく貢献している。
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本レポートは、BCN総研が提供するPOSデータサービスを活用して、市場動向の掌握や事業戦略の指針に役立つ洞察を提供するものです。貴社の次なるビジネス戦略立案において不可欠な情報になると思います。ぜひこの機会に、BCN総研のレポートをご活用ください。
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