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SSDに続きメモリーカード価格も急騰、AI需要が引き起こす供給逼迫

SSDやHDDの価格上昇が続く中、影響はメモリーカード市場にも波及している。BCNランキングをもとに同市場における1GBあたりの単価(GB単価)の推移を分析した。なお、分析の対象はmicroSDXC(UHS-I / Class 10)、Express非対応モデルとする。


メモリーカード GB単価推移
メモリーカード GB単価推移


 2025年9月から10月までは、GB単価は16〜18円台のレンジで推移していた。25年11月2週に一時的に19.07円まで上昇するが、翌週には沈静化した。26年2月2週に再び19円台に達すると、翌3月1週に23.17円まで急騰。その後も上昇は継続し、3月3週には25.52円まで達した。4月3週は27.05円と更に高騰し、この勢いは続きそうだ。SSDやHDDの価格上昇は25年11月〜12月から始まっているが※1※2、メモリーカード市場への波及は少し遅れた形だ。価格上昇の主な原因の一つは、NANDフラッシュメモリーの供給がAIデータセンター用途に優先されているためとみられる。



 26年3月27日、ソニーは国内におけるCFexpressおよびSDメモリーカード注文受付を一時停止した。対象はプロユース向けのCFexpressから普及型のSDXCカードまで多岐にわたり、供給の逼迫ぶりを示している。


 メモリー不足の影響は、ストレージ製品にとどまらない。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)も、「PlayStation 5」の販売価格改定を発表し、4月2日より適用した。SIEは改定理由として「世界的な厳しい経済環境の変化」としているが、メモリー価格の高騰も一因とみられる。メモリー不足による値上げは、パソコンやスマートフォン、ゲーム専用機にまで波及しており、私たちの手元のデバイス価格を直撃する極めて身近な問題となっている。(BCN総研・大嶋敬太)


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