タブレット端末用「スタンド」でエレコムの販売台数シェアが53.8%、上位3社の人気モデルは?
- 細田 立圭志

- 5月26日
- 読了時間: 4分
タブレット端末は、YouTubeや配信動画を視聴する際、長時間持っていると手や腕が疲れる。スタンドがあると楽だし、両手をほかのことに使える。スマートフォン(スマホ)片手にコーヒーを飲みながら動画を楽しむなんてこともできる。全国の大手家電量販店やAmazonなどECサイトから日次で収集・集計するPOSデータ「BCNランキング」の4月の月次データから、多くの人に選ばれたタブレット端末用スタンドをチェックしてみよう。

五つのジャンルから「スタンド」に絞る
「BCNランキング」では、「タブレット端末アクセサリー」の実売データを収集している。ジャンルは「カバー」「クレードル」「ケース/ジャケット」「スタンド」「保護シート」の五つがある。今回は「スタンド」に絞ったデータを抽出した。
タブレット端末アクセサリーのスタンド市場は、エレコムが53.8%と半分以上を占めている。2位はサンワサプライの9.3%、3位はアーキサイトの6.2%、4位はテレホンリースの5.6%、5位はナカバヤシの5.2%となっている。
エレコムとサンワサプライ、アーキサイトの人気モデルは?

上位3社のエレコム、サンワサプライ、アーキサイトで4月にもっとも売れたスタンドを紹介しよう。エレコムは「タブレット用コンパクトスタンド TB-DSCMPWH」だ。シェア14.3%という圧倒的な販売台数を誇る機種である。2016年10月に発売されたモデルなので、超ロングセラーである点も特筆される。
ちなみに、型番の末尾に「WH」とあるのはホワイトを意味する。2位は「TB-DSCMPBK」のブラックが入っており、シェアは9.2%。ホワイトとブラックのシリーズ合計だと、シェア23.5%にも上る。スタンドの中でも、他社を圧倒する売れ筋モデルといえる。
使い方はシンプルだ。ヒンジ部のボタンを押しながら10段階の角度調整が可能で、300度の可動領域から好きな角度に調整できる。待ち受け、動画視聴、タイピングなど利用シーンに応じて最適な角度を選べる。

また、製品は折り畳んで持ち運べる。重さは約110gと軽い。出先のカフェなどでタブレット端末を楽しみたい人のニーズをくみ取っている。対応機種は、ディスプレーサイズが12.9インチ以下のスマホやタブレット端末となる。

2位のサンワサプライでもっとも売れているスタンドは、「折り畳みスマートフォン・タブレットスタンド PDA-STN33BK」。販売台数シェアは2.8%だ。発売月は不明だが、BCNランキングに初登録されたのは19年12月。こちらもロングセラーで長く人気のあるモデルといえる。
折り畳めば厚さわずか7.5mm、重さは66gしかない。究極までモバイル性を追求している。凹凸のないフラットデザインは、カバンやリュックの中でかさばらない。

角度は5段階で調整でき、縦置き、横置きのどちらでも使用できる。本体表面は滑り止めラバーを施しているので、薄くて軽量でも操作時の本体をしっかりと安定させる。対応機種は、本体の厚みが11mm以下の各社のスマホやタブレット端末となる。

3位のアーキサイトでもっとも人気なのは「ARCHISS BIG DOUBLE SWING-STAND BY ME ブラック AS-BWBM-BK」だ。販売台数シェアは1.1%。21年4月発売の比較的新しいモデルだ。製品画像はシルバーだが、売れ筋はブラックとなっている。
アルミ合金製のスタンドで、見た目からもしっかりとした堅牢性が伝わる。7~13インチ程度までのタブレット端末や、厚さ17mm以内のゲーム機にも使えるビッグサイズが特徴だ。重さは320gで、耐荷重は約900gで安定感もある。タブレット端末での動画視聴のほか、ゲーム機を充電しながらプレイするのにも適している。
2本の可動軸からなる「ダブルスウィング」も特徴で、上下だけでなく、前後の動きも合わせた角度調整が可能だ。各所にシリコンラバーを配置しているので、タブレット端末の傷防止と滑り止めにつながる。

もはやタブレット端末とスタンドは、日ごろからセットで持ち歩くことも多いだろう。軽さだけでなく、角度調整、可動領域、安定感、素材、デザインなど種類は豊富だ。そんな中でもロングセラーモデルがBCNランキングの上位を占めているのは、多くの人が支持しているからにほかならない。(BCN総研・細田 立圭志)



