家電量販店とメーカーの“視点ギャップ”を埋める方法
- BCN

- 7月29日
- 読了時間: 2分
グロス意識で売上と利益を同時に伸ばす
1. なぜ「シェア」より「グロス」なのか?
メーカーは自社製品シェアの拡大を競争優位の指標に置きがちですが、量販店は総売上高(グロス)こそ最優先にしています。
この視点ギャップが提案を空回りさせる最大の要因です。
2. “シェアアップだけ”の提案が嫌われる理由
シェアが 50→75 %になっても売上額が変わらなければ量販店の利益はゼロ
量販店本部・バイヤーが評価するのは売上高と利益額の伸び
つまり 「自社の数字」だけを上げる提案は NG。両者が得をする仕組みを示す必要があります。
3. グロスを+12.5 %引き上げる提案設計
量販店が歓迎するのは、たとえばカテゴリー売上を 25 万円(12.5 %)伸ばすような具体策です。
提案書には次の三点を必ず盛り込みましょう。
カテゴリー全体の伸長シミュレーション
自社製品の役割づけと利益インパクト
販促・棚割り・価格政策などアクションプラン
4. 二人三脚で市場を育てるフレームワーク
競合製品も含めたカテゴリー成長を提示し、その中で自社を拡販すると量販店の協力が得やすくなります。
「グロスアップ → 自社シェアの自然な拡大」という順序を意識しましょう。
5. いますぐできる 3 ステップ
量販店 KPI(売上高・利益額)を洗い出して提案に反映
競合を含むカテゴリー売上予測を作成し、グロスアップ幅を明示
提案資料の“シェア→グロス”置換チェックリストを作成して社内で共有
6. 関連リソース
POS データで読む家電市場トレンド 2025(有料レポート)はこちら
各種資料請求はこちら
動画で学んだフレームを、実データで試したい方はぜひお問い合わせください!




コメント