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入学・入社シーズンに売れた「電卓」は?カシオの販売台数シェアが71.8%

中高や大学の入学、新社会人の入社による新生活がスタート。4月に入り、新学期を迎えた人も多いだろう。「電卓」はそんな新生活に向けて新たに準備しておきたいアイテムの一つ。全国の大手家電量販店やAmazonなどECサイトから日次で収集・集計するPOSデータ「BCNランキング」の3月の月次データから、多くの人に選ばれた電卓をチェックしてみよう。


電卓の販売台数シェア(2026年3月)
電卓の販売台数シェア(2026年3月)


平均単価は2000円以下


 「BCNランキング」では、「電卓」の実売データを収集している。電卓市場はカシオとシャープ、キヤノンの3社で97.5%を占める寡占市場。3月の販売台数シェアは、1位がカシオの71.8%、2位がシャープの15.4%、3位がキヤノンの10.3%となっている。


 平均単価はカシオが1924円、シャープが1737円、キヤノンが1370円で、2000円以下の製品が多く売れている。中には「その他」に含まれる松吉医科器械の「マツヨシ電卓付き点滴タイマー」という医療用電卓もある。同社の場合、平均単価は2580円ともっとも高い。


 BCNランキングで集計している電卓のタイプは、「スタンダード」「関数電卓」「金融電卓」「プリンター電卓」の四つある。


 関数電卓は、大学の工学や理学、医学、薬学など理系学部の学生の必須アイテム。また、測量士や建築士などの国家試験で、関数電卓の持ち込みが許可されていたり、あらゆる分野の設計・製造現場で働くエンジニアにも広く使われている。


 金融電卓は、金融機関で働く人などが使う金融計算に対応。住宅ローンの利率による月々の返済額や返済総額を素早くシミュレーションできる。定期預金や外貨預金損益、年賦償還、繰上返済・借換などの機能も搭載する。


 プリンター電卓は、計算結果やその過程を専用の紙(ロール紙)にプリントアウトできるタイプとなる。


 電卓の電源は、太陽電池とボタン電池の両方に対応するハイブリッドモデルが多い。太陽電池は室内の照明でも使えるが、さすがに真っ暗だとモニターが消えてしまう。それをバックアップするのがボタン電池だ。


カシオとシャープ、キヤノンの人気モデルは?


カシオ「グリーン購入法適合電卓 実務/簿記 ミニジャストタイプ MW-12GT」
カシオ「グリーン購入法適合電卓 実務/簿記 ミニジャストタイプ MW-12GT」

 カシオとシャープ、キヤノンで3月にもっとも売れた電卓を紹介しよう(PB商品は除く)。カシオは「グリーン購入法適合電卓 実務/簿記 ミニジャストタイプ MW-12GT」だ。販売台数シェアは4.25%。直販価格は1760円。重さ110gと軽量で、携帯性と操作性のバランスのとれたスタンダードモデルとして人気だ。


シャープ「エルシーメイト EL-N431-X」
シャープ「エルシーメイト EL-N431-X」

 シャープは「エルシーメイト EL-N431-X」。販売台数シェアは1.64%。価格はオープン。モニター部の表示角度が選べるチルトディスプレーが特徴で、キー入力時のすべりを防止するゴム足を、裏面4カ所に採用している。細かい点にも配慮されたスタンダードモデルだ。


 太陽電池を主電源とし、部品には有害物質を使用しない、エコマーク事務局認定のエコマーク商品。ボタン電池にも対応する。


キヤノン「環境配慮電卓 LS-122TUG」
キヤノン「環境配慮電卓 LS-122TUG」

 キヤノンは「環境配慮電卓 LS-122TUG」。販売台数シェアは0.62%。直販価格は1320円。千や万単位を漢字で表示する「千万単位機能」を搭載。表示キーで3桁位取りをワンタッチで切り替えられるスタンダードモデル。時/分/秒の時間の単位を通常の数値に換算せずに四則計算できる「時計計算機能」を搭載。アルバイトの時給と勤務時間から給与を計算したりするときに便利だ。


 スマートフォンやノートPCなどに計算アプリは標準搭載されているが、日常的に使うときは大画面でくっきり表示、入力の速さや電池寿命の長さ、試験会場の持ち込み可否という点からも電卓の方が便利だ。多くの人に選ばれている人気モデルを品揃えの参考にしてほしい。(BCN総研・細田 立圭志)



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