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25年度に携帯端末販売が急増、docomoの3G終了が押し上げ要因に

携帯電話各社の決算発表資料を基に、端末の販売数(出荷数を含むが、本稿では販売数に統一)を抽出した。なお、docomo、KDDI(au)、SoftBankの3社は販売数を公表しているが、楽天モバイルは非開示のため、本集計には含めていない。


全体の販売数推移(年度)
全体の販売数推移(年度)

 まず、3キャリア合計の販売数をみる。1Qから3Qまでの累計で、22年度は2,024.8万台、23年度は2,101.3万台、24年度は2,064.3万台と、いずれも2,000万台を少し上回る水準で推移してきた。これに対し、25年度は2,302.0万台に達しており、過去4年の中で最も高い水準となっている。この背景には、docomoにおける3Gサービス(FOMA)の終了が大きく影響していると考えられる。3月11日時点でも約35万回線が残存していることを踏まえると、4Qにおいても販売数の上積みが見込まれる。


キャリアごとの販売数推移(四半期)
キャリアごとの販売数推移(四半期)

 次に、販売数をキャリア別にみる。最も販売数が多いのはdocomoで、これまで四半期あたり300万台を上回る水準で推移していたが、3Gサービス終了を控えた25年度3Qには410.9万台まで増加した。KDDIはこれまで四半期あたり100万台を少し上回る水準で推移していたが、25年度3Qは204.0万台へと大きく伸長した。一方、SoftBankは200万台前後で横ばいの推移が続いており、販売数を大きく押し上げたとは言い難い。ただし、docomoの3G終了に伴う契約者移動の影響は、程度の差こそあれ、他キャリアにも波及しているとみてよいだろう。(BCN総研・森英二)

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