デジカメ市場の最新トレンド・6月市況動向
- BCN

- 8月28日
- 読了時間: 2分

日本のデジタル家電市場の最新動向を網羅したレポート「日本のデジタル家電市場概況 」の販売を開始しました。本レポートは、BCNが全国の大手家電販売店やAmazonなどのECサイトから日次で収集・集計するPOSデータ「BCNランキング」に基づき作成したものです。
デジタルカメラは大別して一体型と交換型に分けられる。コロナ禍の収束以降は交換型が好調に推移してきたが、昨年の夏からは販売台数が大きく減速。一方、一体型もこの3年間ほど販売台数は拡大基調で推移している。
一体型の販売台数は8カ月連続で前年同月実績を上回った。前年の24年6月は23年6月比2桁増と伸長。25年6月はそのベースがあるにも関わらず2桁増となり、一体型市場はいまだに拡大基調にある。
24年8月から前年同月比の数値は販売台数<販売金額で推移しており、平均単価は上昇している。6月の平均単価は前年同月と比較して約8,300円アップし、直近4年間の6月では最も高い平均単価となった。
一体型のメーカーシェアではKODAKが25年1月からトップの座をキープ。2位はケンコー・トキナーで、この両者のポジションは3カ月連続である。
交換型は販売台数が6カ月連続、販売金額が5カ月連続で前年同月実績に届かない前年割れの状態が続いている。また、前年同月と比べた平均単価はこれまで上昇基調で推移してきたが、この6月は販売台数よりも販売金額の落ち込み幅が大きく、平均単価は前年同月よりも約4,700円ダウンした。
交換型のうち一眼は依然として販売台数の減少が続いており、長らく新製品の発売もないことから平均単価もダウントレンドにある。ミラーレスは24年半ばまでは販売台数・金額が前年同月を上回る状態にあったが、24年8月からは減少に転じ、販売台数は5カ月連続、販売金額は4カ月連続で前年割れとなっている。
ミラーレスのメーカーシェアではソニーとキヤノンの2強が競っており、1位ソニー、2位キヤノンが2カ月連続している状況だ。
----------
✏️本レポートは、BCN総研が提供するPOSデータサービスを活用して、市場動向の掌握や事業戦略の指針に役立つ洞察を提供するものです。貴社の次なるビジネス戦略立案において不可欠な情報になると思います。ぜひこの機会に、BCN総研のレポートをご活用ください。
レポート購入はこちら




コメント